地球防衛軍

「地球防衛軍」

1959年  88分  東宝   本多猪四郎監督

特技監督円谷英二   音楽は、もちろん伊福部昭

出演は、 佐原健二  平田昭彦  白川由美  河内桃子  志村喬

面白くは観れるんですが、深みが足らないですよね。

仕方がないとはいえ、短い時間に詰め込みすぎな面があります。

地球平和とか、宇宙人も

今となっては、移民?(考えすぎですね。というか、

地球人でもないし)

テーマもバラバラ。

真剣に作られているのも解るだけに、

凄いと思うところと、ちゃちいなあと思うところが

交錯します。

でも、65年前の作品というところが、凄すぎる!。

 

バイデンさん、撤退。

梅雨明けは良いけど・・・・・。

タイガース、どうでしょう?

 

 

 

関心領域

「関心領域」

第96回アカデミー賞国際長編映画賞&音響賞、

第76回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。

アウシュヴィッツ強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む

収容所の所長とその家族たち。

穏やかな日常が続き、

壁の向こうにはまるで

何もないかのように暮らす彼らだったが・・・・・。

(キネマ旬報からの抜粋)

77点

正直、今年の今まで見た作品の中では、

一番面白くないし、僕自身の評価も低い。

いつも、ここでも書いている様に、僕の好みは

作家性とエンタメ性の混ざった映画が一番好きだ。

確かに、本当によく出来ているとは思う、

だから、あくまでも、僕の自身の好みと言いたい。

でも、今から、意見を長々と連ねる、

言いたいことが沢山あるということは、

やっぱり、良い映画なのかしらん(笑)

音の映画です。画では、見せない。

ちょっと今までの作家性の高い映画とも

また違う作り方。今年、「オッペンハイマー」が

似た作品を発表しているが(誰もが知っている悲惨さを画にしないところなど)

でも、飽きなかった。

この作品は、映画としての、面白さに欠ける。なぜか?

「オッペンハイマー」に比べても、

上映時間は半分なのに。

広島、長崎のほうが身近だからか?監督の腕か?

俺みたいなものでもわかるように、説明がもっと必要だったのか。

いや、あえて言うと、(得意の独断と偏見です)

なにか、高みの見物、上から目線で言っているような、

あのA新聞のような(失礼!)感じ。

忘れない、繰り返さない、そして、無関心は怖い。

でも、ドイツ人だけが悪いのじゃあない。

いろんな人がいる。

(戦争の恐ろしさを左右するのは、人種ではない)

ハンナ・アーレントが言うように、”平凡な人間がなにかのきっかけで、

思考を放棄し、ただ命令にしたがうと、極端な悪に導かれてしまう”と。

世の中に対して、この作品、何が言いたいのか、

誰もが、作品を観た後、いろんな気持ちになるとは思うけど、

実際は、各人が思った気持ちがすぐ行動に移せるのか。

移せた人は凄いし、

そう思うだけでも、

良いのかもしれないが、

なんか、他人ごとのような描き方。

実際、今の世界は混とんとしているし、

理想と現実、右と左、資本主義と社会主義、民主主義と独裁制、 本音と建前

(お話が、変な方向に(笑))

昔からの考えは古い?時代錯誤!

それかといって、今の考えも行き過ぎは困る。

強いヒーローが出るのを待っているのか、そしてその方が楽なのか。

中華人民共和国とアメリカ合衆国を中心として、世界はしばらく回っていくけど、

その橋渡しは日本の役目だとは思う。

ですが、

日本もヨーロッパみたいに熟成した社会になってきた。

前の世界大戦の始まりは、中国での日本が起こした満州事変。

終わりはアメリカが日本に落とした2つの核。

大きな志を持った日本人が出ないかなあ(笑)

 

梅雨明けもまだですが、

皆様、お体ご自愛下さいませ!

 

それにしても、トランプさん!

悪運強いね(笑)

 

 

 

 

 

 

あんのこと

「あんのこと」

79点

実在する1人の少女の壮絶な人生を綴った

新聞記事に着想を得た人間ドラマ。

売春とドラッグに溺れ、

荒んだ生活を送る20歳の杏は、

刑事の多々羅に補導されたことがきっかけで

更生の道を歩み出す。

ジャーナリストの桐野も加わり、

少しずつ変わり始めるが・・・・・。(キネマ旬報からの抜粋)

河合優美、佐藤二朗の熱演。

というか、この2人の映画。

入江悠監督は、面白い作品を撮られる人だし、

今作もよく出来ているとは思うのですが、

なんか、どこかで観たような話の

つぎはぎに見えたのは、オレだけ?

でも、お話は他人ごとでは、片づけられないし、

また、自分自身だけの責任でもない、

社会、親、家族、周りの人たちの責任も重い。

 

東京都知事選、関係ないけど、

やっぱり気になりました。

 

タイガース、2試合連続のサヨナラ勝ち!

昨夜の試合は、長男が観に行っていたらしい。

 

 

 

 

 

マッドマックス 怒りのデス・ロード & 2023年の洋画ベスト10

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

2回目です。

9年ぶり!  前回も面白かったですが、今回も!

なんか

新作鑑賞前の復習というところでしょうか(笑)

 

昨日のタイガースの敗戦は、痛いぞ!

(東京のスワローズファンの姪は、喜んでるやろうなあ)

そやのに、

今シーズンの甲子園球場でのタイガース主催試合での

前売りチケットは完売だそうです。

確かに、昨年は優勝したとはいえ

タイガースファンは凄い!

選手は感謝して戦え!(笑)

 

バイデンさん、あれは、ダメですよね。

ホント、どっちもどっち。

どっちもいやだという人が多いのも解ります。

米国が人材不足とは思えないのですが。

 

6月は、新作を結構、観れました。

「あんのこと」 「違国日記」  「マッドマックス:フュリオサ」

「関心領域」などなど

 

では、前回の邦画に続いて

独断と偏見の2023年

洋画ベスト10(ご笑覧下さい)

①ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE

②AIR エア  ③バビロン  ④生きる LIVING

⑤イニシェリン島の精霊    ⑥Ⅿ3GAN ミーガン  ⑦トリとロキタ

⑧SHE SAID/シー・セッド その名を暴け

⑨フェイブルマンズ ⑩キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

迷ったのは、 「TAR/ター」

 

この独断と偏見のブログ

何と、本日で、10周年!

祝!

ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

ミッシング  &  2023年の邦画ベスト10

「ミッシング」

「そして、バトンは渡された」の石原さとみ主演、

「空白」の吉田恵輔監督・脚本で描く、

幼女失踪事件に端を発した喪失と再生のヒューマンドラマ。

失踪した娘・美羽の帰りを待ち続ける母・沙織は

あることがきっかけで、

ネット上で誹謗中傷の標的と

なってしまう。(キネマ旬報からの抜粋)

79点

石原さとみさんは、確かに熱演ですが、

中村倫也さんの、上手さの方が目立ちました。

吉田監督も珍しく、オーソドックスな作り方。

だから、

ミステリー、サスペンスなどの

犯罪映画ではなく、主人公の喪失と再生を

描いている作品でした。

と、

判っているのですが、

ラスト、もやもやっとしてしまったのは

仕方がないのでは。

 

オッペンハイマー博士が、通訳に原爆投下の謝罪をしたという

フィルムが、発見されたそうです。

もう亡くなられた通訳さんが、そのことを証言したというフィルムらしいです。

感慨深いものがあります。

(それに比べて、トルーマンのあの言いかた!)

 

 

2023年の独断と偏見の

邦画ベスト10

(ご笑覧ください!)

①波紋   ②怪物   ③せかいのおきく

④福田村事件   ⑤BLUE GIANT

⑥憧れを超えた侍たち 世界一への記録  ⑦最後まで行く

⑧ゴジラ-1.0  ⑨月   ⑩ロストケア

迷ったのは、 「市子」  「PERFECT DAYS」

「BAD LANS バッド ランズ」  「Winny」 などなど

 

 

 

碁盤斬り

「碁盤斬り」

実直な浪人・柳田格之進(草彅剛)は

身に覚えのない罪により、故郷・彦根藩を追われた。

いまは娘のお絹(清原果)と二人、

江戸の貧乏長屋で暮らしている。

ある日、旧知の藩士から

あの冤罪事件の真相を聞いた格之進とお絹は、

復讐を決意する。(キネマ旬報からの抜粋)

78点

あの白石和彌監督が、オーソドックスに

時代劇を撮られました(笑)

う~ん、だから、ちょっと物足りないかな。

 

先日、メーカーと業界の総会があり、東京に行った折、

三鷹の弟宅に泊まりました。

母親も、半年前からお世話になっています。

(義妹には、大変お世話になっております。

ありがたいことです。申し訳ない。)

実は、そこで、衝撃的なことがありました。

弟宅に着き、玄関を開けると、なんとそこに

あのヤクルトスワローズのマスコット、つば九郎の人形が!

義妹とその娘(大学生と高校生)が

大ファンとか!(それも熱狂的)

姪が神宮球場で売り子をしている話はチラッとは聞いていたのですが・・・・・

まさか・・・・・。

球場を埋めたスワローズファンは、てっきり、チケットをもらった

ヤクルトおばさんだと思っていた小生はびっくり。

生まれて初めて、スワローズファンの存在を知りました。

(ワタクシもタイガースは好きですが、ある時点から、

一歩引いて観ております(笑))

しかも、ユニフォームを着こんで観戦するとか!

次の日も、アルバイトの後に観に行くとかで

そそくさと出ていきました。

オーマイガー!   信じられない!

 

タイガースは、今から反撃です?!

 

昨日は、父の日

鰻とビールを頂きました。

感謝!

 

 

 

悪は存在しない

「悪は存在しない」

濱口竜介監督と音楽・石橋英子の共同企画。

自然豊かな高原にある長野県水挽町で

静かに暮らす、巧(大美賀均)と

その娘・花(西川玲)。

しかしある日、

巧の家の近くでグランピング場を

作る計画が持ち上がる。

ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。

(キネマ旬報からの抜粋)

79点

やっぱり、さすがです。

見応えありです。

画面からも、目が離せません。

ただ、久しぶりに

ラストに、う~んと、唸りましたというか、

ウっときました。

どう考えればよいのでしょうか?

誰か、教えてください!

 

先週、門真市の公立砂子みなみこども園で

贈呈式に出席しました。

メーカーから、日差しをカットする

外付け日よけの”スタイルシェード”を

寄贈させてもらい、

弊社が施工したということで、

門真市長とLIXILのえらいさんとで、表彰を受けました。

テレビ大阪も取材に来られていて、

その日の夕方のニュースで

放映されましたが、・・・

数秒でした(笑)

 

 

 

生きるLIVING

「生きるLIVING」

黒澤明監督の名作映画「生きる」を、

第二次世界大戦後のイギリスを舞台にしてリメイク。

脚本はノーベル賞作家カズオ・イシグロが執筆した。

仕事一筋に生きてきた公務員のウイリアムズは、

ある日、自分がガンに冒され、

余命半年であることを知る。

(キネマ旬報からの抜粋)

監督 オリヴァー・ハーマナス

出演 ビル・ナイ  エイミー・ルー・ウッド

103分で、上手くまとまっていますね。

下手に長く作られていないのは、嬉しいです(笑)

長いのは最近、苦手です(笑)

”ナナカマドの木”のスコットランド民謡も良かったです。

もう一度、黒澤明監督の「生きる」を見直したくなりました。

ビル・ナイも、抑えた演技が上手いと思いました。

改めて、生きるということは、

自分自身を喜ばすことではなく、(もちろん時々は必要)

やりがいや

人のためとか、

そういう価値観が大事なのかなと思いました。

 

先週、”桂文珍独演会”に行ってまいりました。

長年相棒として、仕事をともにするK君に招待され、

一緒に奈良の”やまと郡山城ホール”まで、観に行きました。

ちょっと前に神戸の独演会のチケットは

押さえていたのですが、急用で行けず、

その代わりということでもないのですが、プレゼントしてもらいました。

感謝!

やっぱり、面白かったです。

 

 

 

 

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」

水木しげる原作によるアニメ

”ゲゲゲの鬼太郎”の

主人公・鬼太郎の誕生に隠された秘密を描くアニメ。

昭和31年、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族に

支配された哭倉村。

血液銀行に勤める水木は

野心と密命を背負い、

鬼太郎の父は妻を探すために

村へと足を踏み入れる。(キネマ旬報からの抜粋)

大人向けに作られていると聞いた時から、

観たかった作品です。

だから、子供向けと思い

お子さんと一緒に行かれた親御さんたちは、

ちょっと、違和感を感じ、えらいことになったのでは?

(一応、PGー12は、かかっていましたが)

でも、ボクは

ゴジラじゃあないですが、

こんな鬼太郎が観たかったのです。

もうちょっと、気色悪くしてもいいかなと思ったぐらいですが、

古くからの鬼太郎ファンとしては、

嬉しい作り方でした。

 

今回の朝ドラ。”虎に翼”

見応えがありますね。

片手間で観るような作品でもないかと。

じっくり、腰を据えて観たいと思います。

 

 

 

 

EOイーオー

「EOイーオー」

愁いを帯びた瞳とあふれる好奇心を持つ灰色のロバ、EO。

心優しきパフォーマー、カサンドラのパートナーとして

サーカス団で生活していたが、

ある日サーカスから連れ出されて、

ポーランドからイタリアへと

予期せぬ放浪の旅に出ることになる。(キネマ旬報からの抜粋)

寓話ですね。

音楽と映像は、良かったです。

評論家の評価も高いですが、

個人的には、

いまひとつ

乗れなかったです。

 

先週は、東京への日帰り、

組合の総会、と

メーカー招待で

熊本にお邪魔しました。

熊本地震から8年経ちますが、

町並みは、もうほとんど復興している様に見えます。

が、

熊本城は、あと30年かかるそうです!