「福田村事件」
「A」「A2」などの森達也監督が劇映画に挑戦。
歴史の闇から掘り起こされた衝撃的な事実を描く。
関東大震災直後の千葉県福田村。
未曽有の揺れで混乱に陥った村人は、
”朝鮮人が襲ってくる”という
流言飛語に不安と恐怖に駆られ、
やがて
おぞましい大虐殺に至る。(キネマ旬報からの抜粋)
80点
国家権力と時代のせいなのか?
惨殺されたのが日本人だったから、罪になったのか
では、朝鮮人だったら罪にならなかったのか。
もひとつおまけに、殺されたのは被差別部落のものだったからなのか。
新聞も、本当にいい加減なもの。
後味も悪いというか、いやな気分になります。
この歳になっても、
右か左か、国家か個人か(人権)
また、社会主義、共産主義、民主主義、資本主義などなど
迷っているというか、答えは出ません。
大正時代は短かったけれど、結構、華やかな時代だったと聞いていますが、
反面、社会が不安な時代だったかもしれません。
(不況、スペイン風邪の流行、戦争の足音、共産主義の台頭などなど)
そんな背景も影響しています。
朝鮮人が、放火した、井戸に毒を入れた、略奪した、
デマに翻弄され、パニックになる。
私も含めて、誰でもそうなる可能性は有ります。
実際に、多数の前では少数派は止めれなかった。
ラスト近く、ボートに乗った一組の夫婦。
(川に流されながら) ”ボクたちは、どこに行くのでしょうかねえ” と。
監督さんの言葉も印象に残ります。
”どんな思いで作ったのか、
それを言語化できるようには、映画は作っていません。
解釈は観た人に委ねます”と。
もう一度、
殺された人たちが、朝鮮人だから?
それとも被差別部落出身だから殺されたのか?
その後は沈黙が続き、事件は闇に葬りさられました。
差別・・・諸外国でも、
宗教や民族、人種などの違いで起こっていますが、
日本は宗教や民族や言語の違いに
そんなに違和感を持ってないとは思うのですが
それでも、生まれた地域での差別などはよく耳にします。
人間は差別が好きな動物と言えば身も蓋もないのですが・・・・・。
ジャニーズ問題のみならず、
また、日本だけではなく、
タブーは、多いですね。
どこの世界にも価値観も違うし、良い人、悪い人もいます。
みんな、自分と周りは可愛いですからね。
井浦新さんのワンカット長回しは素晴らしかったです。
それと、御贔屓の
木竜麻生さんも良かったです。
阪神タイガース、38年ぶり2度目の日本一、おめでとうございます!
というか、今まで、球団は何やってたんだという気持ちがあります。
まあまあ、それはともかく、
上記の写真は甲子園球場での日本シリーズ第3戦
10月30日火曜日
この日は、息子と観戦。
惜しくも負けましたが、
異様な雰囲気。特に9回裏は
地鳴りが起きたような、初めての体験。
ともかく、周知のように、このシリーズは熱戦に次ぐ熱戦。
それも2試合も球場観戦(感謝)。
100倍の競争率だったというチケット。
しかも、両チームの実力も
紙一重。
関西だけが異常に盛り上がったらしいですが、
本当に楽しませていただきました。
両チームとも、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。