リリーのすべて

「リリーのすべて」

エディ・レッドメインが世界で初めて性別適合手術を受けた人物に扮し、

「レ・ミゼラブル」のトム・フーパーと再タッグを組んだ伝記映画。

肖像画家の妻ゲルダの頼みで女性モデルの代役を務めたことを機に、

アイナーは自分の中に潜む女性の存在に気づく。(キネマ旬報からの抜粋)

良い映画というのは、わかります。

肌に合わないだけです(冗談です)。

風景や、その撮影の素晴らしい事。

そして、圧巻の演技。

また、あの時代を考えると凄まじい生き方。

でも、余談ですが、だれでも、男装や女装の願望はありますよね?えっ、ないですか?(笑)

 

「この世界の片隅に」、  観て、広島在住の母親に直ぐ薦めたのですが、

その後、東京の弟が強烈に薦めてくれたお蔭で、重い腰を上げてというか、

年も取っているのですが、やっと観に行ったようです。

 

母が小学生の時、少し上のお姉さんが市内で原爆に遭い、

直ぐに 母のお母さんたちと探しに行ったらしいのですが、

やはり見つかりませんでした。

母も、80歳を過ぎ、語り部として話してほしいという依頼もあるらしいのですが、

多くの方と一緒で、思い出したくもないということで断っているそうです。

その母が姉を思い出して涙があふれ出たと、電話の向こうで、

涙ながらに話しておりました。

その後、阪神大震災や、夫(父)、息子のふがいなさ(笑)を乗り越え、

母は何とか生きております。

片渕監督、本当にありがとうございました。

おおさかシネマフェスティバルに来られるそうですので(嬉々!)

直接、お礼が申し上げられる機会を頂いたのは、なによりの感謝です。

 

「シン・ゴジラ」は昔の映画少年の心を くすぐり、ゆさぶり、

「湯を沸かすほどの熱い愛」は オリジナル脚本であり、映画という虚構の世界を

見事に描き、役者の力を見せつける。

そして、「この世界の片隅に」

この3本は、私にとっても、日本映画にとっても

とても重要な3本だと思いましたので、

映画、特に日本映画を応援するものにとって、

特別な年となりました。

だから、映画ファンとして、感謝の気持ちを込めて、スポンサーに

させて頂きました(笑)。

前回の続きではないですが、日本映画が、がんばりました。

そして、日本人が、がんばっています、日本人ここにあり。

僕も頑張ろうっと(笑)。